自分で爪を切れないお子さんやお年寄りなどのご家族の爪を切ってあげるときには、注意が必要です。
爪を切るタイミングは、大人なら入浴直後の水分を含んで柔らかくなった状態が理想ですが、子どもの場合は、もともと柔らかい爪がさらに柔らかくなるため避けましょう。
思ったよりも爪が切れてしまい、深爪や切りすぎによる出血してしまうおそれがあります。
入浴後の爪切りは、少し時間をおいてからにしましょう。
まず指先が正面から見える体勢をとります。
ご高齢者など、爪の周りに古い角質や汚れがたまっている場合には、湿らせた綿棒などでていねいに取りのぞきます。
爪と皮膚の境界をはっきりさせ、安全に爪切りをするためです。
爪切りを持つ方と反対の手で爪の表面と指の腹を支えて安定させ、爪切りの刃が皮膚をはさんでいないことを確認しながら、片方の端から少しずつ切り進めるようにします。
足の爪は、爪の角を丸く切ると伸びた爪が皮膚に食い込み、巻き爪を引き起こす場合があります。
足の爪は、手の指のような丸みを帯びたカットではなく、スクエア型になるように意識しましょう。
足の指を切る時は、足の指を手で軽く持ち上げ、少し浮いた状態で切ると爪が見えやすくなります。
巻き爪や厚い爪など、切るのが難しい場合には無理をせず当院にご相談下さい😊