寒い季節になりましたね。そんな季節に身体を温ながら整えていく、鍼とお灸について紹介したいと思います。
病気の予防として2000年以上前に書かれた、「黄帝内経」という医書には、「未病を治するは名医なり」と書かれてあります。これによって、当時すでに鍼灸は予防に重点をおいた治療を行っていたようでした。
副作用の少ない鍼灸治療では健康の維持、疲労の回復、成人病の予防等を目的として治療を受けることが、本来的に効果を発揮します。
“鍼(はり)術とは……
「鍼術とは、一定の方式に従い、鍼をもって身体表面の一定部位に、接触または穿刺、刺入し、生体に一定の機械的刺激を与え、それによって起こる効果的な生体反応を利用し、生活機能の変調を矯正し、保健および疾病の予防または治療に広く応用する施術である。」 と定義されています。
灸(きゅう)術とは……
「灸術とは、一定の方式に従い、艾(もぐさ)を燃焼させ、またはこれに代わる物質を用いて、身体表面の一定部位に温熱的刺激を与え、それによって起る効果的な生体反応を利用し、生活機能の変調を矯正し、保健および疾病の予防または治療に広く応用する施術である。」 と定義されています。
医道の日本社:鍼灸理論東洋療法学校協会編より
また、肩こり、腰痛、風邪の症状、足のむくみ、美容鍼、生理痛、疲労感など様々な症状に効果があるとされています。ぜひ、気になる方は一度おうけになられてはどうでしょうか?