【真和ブログ】ワセリンについて(2023年12月度)

今年も1年の終わりが近づいてきましたね。乾燥が気になる季節になりました。ぜひ今回は保湿成分がある、ワセリンについて紹介したいと思います。

ワセリンは、石油成分からできています。日本では日本薬局方において白色ワセリンは「石油から得た炭化水素類の混合物脱色して精製したものである」と定義されています。

また、ワセリンは4種類の精製度があり、
黄色ワセリン
白色ワセリン
・プロペト
・サンホワイト
の順に精製度が高くなります。

医療用では白色ワセリンまたは、プロペトなど精製度の高いものが用いられています。ワセリンは、皮膚表面の角質層の水分蒸発を防ぐことで、皮膚の乾燥を防ぐ効果があり、加えて、外的刺激から皮膚を保護する働きがあります。

このことから、鎮痛・消炎・鎮痒の軟膏剤のような外用医薬品の基剤や、化粧クリームのような化粧品などの基剤として用いられ、また、潤滑剤皮膚の保湿保護剤としても用いられます。

基本的には、保湿保護剤としてのはたらきになるため、化粧水や、乳液クリームなどを塗ってから、最後に塗ることで、水分が逃げないように閉じ込めて保湿ができるため、そのような使い方がおすすめです。

 

 

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